Macでフォルダをパスワードで保護する方法

Macでは、フォルダに直接パスワードをかけることはできません。

しかし、ディスクユーティリティを使用して暗号化されたディスクイメージを作成することで、フォルダを保護することは可能です。

フォルダの暗号化ディスクイメージを作成する

Finderを開き、「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」をダブルクリックします。

「ディスクユーティリティ」を起動します。

または、Spotlight検索（command + space）を開いて、「ディスクユーティリティ」と検索することでも起動できます。

ディスクユーティリティを起動したまま、メニューバーの「ファイル」をクリックします。

「新規イメージ」にマウスオーバーして、「フォルダからのイメージを作成」を選択します。

保護したいフォルダ（例：デスクトップのMyFolderフォルダ）に移動して選択し、「選択」ボタンをクリックします。

設定画面が表示されます。「暗号化」のプルダウンメニューをクリックします。

「128ビットAES暗号化」または「256ビットAES暗号化」を選択します。256ビットオプションはより高いセキュリティを提供しますが、暗号化等に時間がかかる場合があります。

パスワードの作成が求められます。強力なパスワードを入力し、「確認」にも同じパスワードを入力しましょう。

このパスワードを忘れると、暗号化されたデータを回復する方法はありませんのでご注意ください。

「イメージフォーマット」のプルダウンメニューをクリックします。

あとでファイルを追加または削除したい場合は「読み出し/書き込み」を選択します。内容を固定したい場合は「圧縮」を選択しましょう。

「保存」ボタンをクリックします。

ディスクイメージが作成された後に「完了」ボタンをクリックします。

dmgファイルが作成されるので、ダブルクリックします。

パスワードの入力が求められます。正しいパスワードを入力して、「OK」ボタンを押します。

ディスクイメージが他のドライブと同様にマウントされ、保護されたフォルダ（例：MyFolder）が表示されます。ダブルクリックして開きます。

フォルダの内容が確認できました。

ファイルへのアクセスが終了したら、ディスクイメージを取り出しておきましょう。

開いたフォルダを右クリックして、「[ファイル名]を取り出す」をクリックします。

再度フォルダにアクセスするためには、dmgファイルを開いてパスワードの入力が必要になります。

ディスクイメージが正常に作成されたことが確認できるまでは、元のデータを保持しておきましょう。

Macではフォルダに直接パスワードを設定できませんが、上記の方法であればパスワードの設定が可能になります。

あなたの機密データが暗号化され、パスワードを知っている人だけがアクセスできるようにします。