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Macでコマンドを使って強制終了する方法

Macを使用していて急に動作が重たくなる、正常に動かなくなるといった不具合が発生した場合は強制終了をしてMacをリセットしましょう。

この記事では、Macでコマンドを使って強制終了する方法についてご紹介します。

入力するコマンドを間違ってしまうと別の操作になってしまったり、正常にMacを終了することができなくなったりしてしまいますので十分ご注意ください。

強制終了のためのコマンドについて

ターミナルでコマンドを使い強制終了するためには、「shutdownコマンド」を使用します。

shutdownコマンドの基本的な書き方は「sudo shutdown -h now」です。

「sudo」は「管理者として実行」、「shutdown」は「シャットダウン」、「-h」はシャットダウン後の動作の指定で「Macの電源を切る」、「now」は時間の指定で「今すぐに」という意味です。

「-h」の部分の正式な表記は「-halt」で、「-r」に変更すると「-reboot」となり「今すぐにシャットダウンして再起動する」という意味にもなります。

時間やシャットダウン後の動作について様々な組み合わせが可能です。以下の表の例をご確認ください。

コマンドの例意味
sudo shutdown -h now今すぐにシャットダウンして電源をOFFにする
sudo shutdown -r now今すぐにシャットダウンして再起動する
sudo shutdown -h +55分後にシャットダウンして電源をOFFにする
sudo shutdown -h 14:3014時30分にシャットダウンして電源をOFFにする

Macでコマンドを使って強制終了する方法

ターミナルでコマンドを使って、Macを強制的にシャットダウンする方法をご紹介します。

Finderを選択する

Finderを選択します。

ユーティリティを選択する

Finderダイアログボックスが表示されます。①アプリケーション、②ユーティリティの順に選択します。

ターミナルを選択する

ユーティリティダイアログボックスが表示されます。ターミナルを選択します。

コマンドを入力する

ターミナルダイアログボックスが表示されます。上記「強制終了のためのコマンドについて」セクションを参考にコマンドを入力します。今回は「今すぐにシャットダウンして電源をOFFにする」という意味のコマンドを入力したいので「sudo shutdown -h now」と入力し、returnを押します。

パスワードを入力する

鍵マークが表示されるので、お使いのMacのパスワードを入力して、returnを押します。パスワードを入力しても表示はされません。これで、Macをコマンドから強制終了することができます。

コマンドを使ってアプリを強制終了する方法

Macではコマンドを使って、動かなくなってしまったり不具合が起きてしまったりしたアプリケーションを強制終了することができます。

アプリケーションをコマンドを使って強制終了する方法については、以下の記事「アプリケーションが強制終了できない場合」セクションをご参照ください。

Macでアプリを強制終了する方法

本記事では、以下のデバイスを使用して検証しています。他の環境では再現できない可能性がありますのでご了承ください。

  • MacBook Pro (13-inch, 2017) macOS 12.4