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Macのスクリーンショットの保存先はどこ?保存先の変更方法

Macのスクリーンショットはデフォルトではデスクトップに保存されますが、保存先としてあらかじめ別のフォルダを指定しておくとファイルの編集や整理整頓がスムーズにできます。

この記事では、Macのスクリーンショットの保存先を確認する方法や保存先を変更する方法等についてご紹介します。

保存先はどこ?現在の保存先を確認する方法

スクリーンショットを撮影した場合の保存先を確認する方法をご紹介します。

デフォルトでは「デスクトップ」になっていますが、保存先を変更後分からなくなってしまった場合は以下の方法を試して保存先を確認してみましょう。

スクリーンショットアプリを使って確認する

スクリーンショットアプリを使用して、保存先を確認する方法は以下の通りです。

スクリーンショットを撮影する

command + shift + 5を押します。

オプションを押すと保存先が確認できる

スクリーンショットのツールが表示されます。

オプションを選択すると、メニューが開いて保存先を確認することが出来ます。

今回は「デスクトップ」にチェックマークがついているので、デスクトップが保存先になります。

ターミナルアプリを使って確認する

Macに標準搭載されている「ターミナル」アプリを使うことでも保存先が確認できます。

ターミナルはコマンドを打ってプログラムを実行するアプリですので、保存先の確認にもコマンドを入力します。

Finderを選択する

Finderを選択します。

ユーティリティを選択する

Finderダイアログボックスが表示されます。

アプリケーション、②ユーティリティの順に選択します。

ターミナルを選択する

ユーティリティダイアログボックスが表示されます。

ターミナルを選択します。

コードを入力する

ターミナルダイアログボックスが表示されます。

以下のコードをコピーアンドペーストで貼り付けます。

defaults read com.apple.screencapture location
保存場所の名前が表示される

コードを貼り付けてReturnを押すと、赤い矢印で示したように保存先の名前が表示されます。

今回は「Pictures」と表示されたので、「ピクチャ」が保存先として設定されていることが分かります。

Macのスクリーンショットの保存先を写真ライブラリに変更する方法

デフォルトでデスクトップになっているスクリーンショットの保存先を、写真アプリのライブラリに変更する方法は以下の通りです。

Finderを選択する

設定としては、「スクリーンショットの保存フォルダをデスクトップ以外に作って、その保存フォルダを写真アプリと繋げる」といったものになります。まずは保存フォルダを作ります。今回は「ピクチャ」の中に作成します。Finderを選択します。

ピクチャを選択する

Finderダイアログボックスが表示されます。①command + shift + Hを押すと、ホームフォルダが表示されます。②ピクチャを選択します。

新規フォルダを選択する

ファイル、②新規フォルダの順に選択します。

名前をつける

ピクチャの中に新規フォルダが作成できたので、任意の名前(例:スクリーンショット)を入力して、Returnを押します。

command+shift+5を押す

次に、スクリーンショットの保存先を先ほど作成したフォルダに変更する設定をします。command + shift + 5を押します。

その他の場所を選択する

スクリーンショットのツールが表示されます。オプションから保存先を変更できます。①オプション、②その他の場所の順に選択します。

選択ボタンを押す

先ほどピクチャの中に作成したフォルダを表示して、選択ボタンを押します。これで、スクリーンショットの保存先をピクチャの中のフォルダに変更できました。

Finderを選択する

次に「Automator」という標準搭載アプリを使い、スクリーンショットの保存先として選択したフォルダに「スクリーンショットが保存されたら、写真アプリにも取り込む」という設定をします。Finderを選択します。

Automatorを選択する

アプリケーション、②Automatorの順に選択します。

フォルダアクションを選択する

Automatorダイアログボックスが表示されます。①フォルダアクションを選択して、②選択ボタンを押します。

操作を選択してドラッグする

写真を選択し、②「ファイルを”写真”に読み込む」を右側の画面にドラッグします。

フォルダを選択する

画面右上の「フォルダを選択」の右側にある青いボタンを押します。

その他を選択する

その他を選択します。

選択ボタンを押す

先ほどピクチャ内に作成したスクリーンショットの保存フォルダを表示して、選択ボタンを押します。

保存する

これでフォルダアクションの設定が完了しました。①ファイル、②保存の順に選択します。

任意の名前を入力する

①「フォルダアクションの名前」に任意の名前(例:スクリーンショット)を入力し、②保存ボタンを押します。これですべての設定は完了です。

スクリーンショットを撮影する

試しに、スクリーンショットを撮影して写真アプリのライブラリに保存されるか確認しましょう。command + shift + 3を押してスクリーンショットを撮影します。

写真を選択する

写真アプリを選択します。

写真のライブラリに保存されている

上の画像のようにスクリーンショットが保存されていれば、問題なくスクリーンショットを写真アプリに保存する設定が出来ています。ただし、この設定方法では「Finder内のスクリーンショットを保存するフォルダ」と「写真アプリ」の両方にスクリーンショットが保存されますのでご注意ください。

スクリーンショットの保存先をDropboxに変更する方法

スクリーンショットの保存先をDropboxに変更する方法は以下の通りです。

Dropboxは以下のサイトからダウンロードして、インストールしておきましょう。

https://www.dropbox.com/ja/

スクリーンショットを撮影する

command + shift + 5を押します。

その他の場所を選択する

スクリーンショットのツールが表示されます。

オプション、②その他の場所の順に選択します。

dropboxを選択する

Finderダイアログボックスが表示されます。

Dropboxを選択し、②選択ボタンを押します。

これで、Dropboxに変更する設定は終了です。

スクリーンショットを撮影する

試しにスクリーンショットを撮影して、保存先がDropboxに変更されているか確認してみましょう。

command + shift + 5を押します。

Dropboxに保存されていることが確認できる

FinderからDropboxを開いて、上の画像のようにDropboxのフォルダの中にスクリーンショットが保存されていれば問題なく設定できています。

スクリーンショットの保存先が変更できない場合

スクリーンショットの保存先の変更は、macOS Mojave以降のMacでのみ有効のため、OSが古い場合保存先の変更はできません。

お使いのMacが新しいバージョンのOSに対応していれば、アップデートすることでスクリーンショットの保存先を変更する機能を使用できます。

OSのバージョンについては、以下の方法でご確認ください。

このmacについてを選択する

アップルメニュー、②このMacについての順に選択します。

ソフトウェア・アップデートを選択する

「このMacについて」ダイアログボックスが表示されます。

ソフトウェア・アップデートボタンを押します。

アップデートがある場合はアップデートを行う

ソフトウェア・アップデートダイアログボックスが表示されます。

今回は最新の状態ですが、もしもアップデートがある場合はアップデートを行いましょう。

スクリーンショットが保存されない場合

スクリーンショットが保存されない場合は、ショートカットキーが有効になっていない可能性があります。

システム環境設定を選択する

アップルメニュー、②システム環境設定の順に選択します。

キーボードを選択する

システム環境設定ダイアログボックスが表示されます。

キーボードを選択します。

スクリーンショットの項目にチェックマークを入れる

キーボードダイアログボックスが表示されます。

ショートカット、②スクリーンショットの順に選択します。

③右側のショートカットキーの項目の全てにチェックマークを入れます。

これでスクリーンショットのショートカットキーが有効になったので、再度スクリーンショットを撮影してみましょう。

スクリーンショットがデスクトップに表示されない場合

スクリーンショットを撮影してもデスクトップに表示されない場合は、保存先が変更されている可能性があります。

上記「保存先はどこ?現在の保存先を確認する方法」セクションを参考に保存先を確認して、デスクトップから変更されている場合は以下の方法で保存先をデスクトップに設定しなおしましょう。

スクリーンショットを撮影する

command + shift + 5を押します。

デスクトップを確認する

スクリーンショットのツールが表示されます。

オプション、②デスクトップの順に選択します。

これで保存先がデスクトップになりました。再度スクリーンショットを撮影して確認してみましょう。

本記事では、以下のデバイスを使用して検証しています。他の環境では再現できない可能性がありますのでご了承ください。

  • MacBook Pro (13-inch, 2017) macOS 12.3.1